フィンランドの高校の時間割
さてさて前回の記事で、高校の授業は自分で組むということを書きました。
そして、自分で組むといっても最低限の一年でとるべき単位数と科目は決まっています。
高校生さいごに日本のセンター試験のようなテストがあり、その試験を受けて高校を卒業することができます。その試験の成績は大学受験に反映されるので、まさにセンター試験そのものですね。
そのため、ある程度センター試験の科目に沿った授業の単位を取ることも求められるのです。
特に私が通えることになった高校は特殊な高校だったので、演劇、音楽、音響、スピーチなどセンター試験と関係のない科目もたくさんあったので、バランスのとり方が悩みどころでしたね。
そして、日本で通っていた高校は留学生の受け入れや、留学に行く生徒が0では無かったので、留学に行くのも規定が色々ありました。例えば、英語の評価平均が4以上、3か月ごとのレポート提出、日本の高校にある授業の取得が必須など。
ですが!なんと、私は自由に組み放題好きな科目を好きなように組むことに!!
その理由は留学後日本に帰国した際に、そのまま卒業せず(高三の夏に留学しました)一年間留年することを選んだので、フィンランドで取った授業が反映されないからです。
1学期で取った授業は、
数学、英語、体育、美術、音楽、歴史です。
高校生なのに空きコマ⁉
そして、ここがびっくりポイント
科目表に空きコマがある
月曜日の二時間目、木曜日の五時間目が空き時間でした。
高校で空きコマがあるっていうのにとても驚きました。空き時間に友達と喋ったり、どこかに校外にフラッと出て行ったりする学生もいました。
もちろん、びっしりと授業で埋めている学生さんもいます
日本の高校でも単位制の学校だと、こういう現象があったのかもしれないですが、こういう空きコマなんかは大学生というイメージがあったのでびっくりしました。
ビックリポイントは他にもあって、生徒は自分の意志で留年を選択することもできます。
主に3年生ですが、センター試験の準備が足りないとか、センター試験の科目を分けて受験したいなどの理由で3年半、4年かけて卒業する生徒もいました。
フィンランドは18歳が成人なので、18歳になった生徒が空きコマに近くの公園でたばこ吸っているのを見たときのカルチャーショックは大きかったです。
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