フィンランド語にはSijamuotoという格変化が全部で11個あります。今回はその一つのPartitiiviをできるだけ簡単に紹介します。
- Partitiivi って?
Partitiivi日本語では分格と翻訳されています。まずはPartitiiviはどういうときに使うかを紹介します。基本のルール5つとおまけも最後に載せているので、良かったら最後まで読んでください!
1. 数字があるとき
2. 数えられない物、抽象的な物
3.否定形
4.動作が途中のとき
5.どんな物かを説明する
- 1.数字があるとき
数字を使った場合後ろの単語は必ずPartitiiviにするというルールがあります。
例えば、
2つのみかん=2 mandariinia
2つのオレンジ色のみかん=2 oranssia mandariinia
というようにみかんだけでなくオレンジ色という単語もPartitiiviへと変化します。
・3 pientä lasia
3人の小さな子供・5 herkullista runebergin torttua
5つの美味しそうなルーネベリタルト
・4 omenaa
4つのりんご
- 2. 数えられない物、抽象的な物
二つ目の使い方は数えられないもの、抽象的な物が出てくるとき。
この、数えられない物というのが厄介で日本語的な感覚の数えられないものとは少し違います。食べ物、飲み物、液体、お金、言語、物質などがあります。
・Haluatko kahvia?
コーヒー要る?
(直訳:コーヒーが欲しいですか?)・kilo lihaa
1キロの肉・Hänellä on paljon rahaa.
彼/彼女はお金をたくさん持っている。
・Onko sinulla aikaa nyt?
(あなたは)今時間ある?・Onko viimeistä toivetta?
最後の希望は?
- 3.否定形
3つ目の使い方、否定形の時。
これはシンプルに否定の文のときにPartitiiviを使います。
・Olli ei lue kirjaa.
オッリは本を読まない。・Täällä ei ole jääkaappia.
ここには冷蔵庫がない。・Minulla ei ole ajokorttia.
私は運転免許証を持ってない。
- 4.動作が途中のとき
これは、ちょっと難しいんですが何かをしていてその工程/過程が途中でまだ続くとき。
途中過程のPartitiivi
・Minä pesen vielä ikkunaa.
私はまだ窓を洗ってます。
→(まだ、洗ってない窓をがある。)
・Hän lukee kirjaa.
彼/彼女は本を読んでいる。
→(本の途中、まだ読んでない部分がある)
・Syön omenaa.
私はリンゴを食べる。
→(まだ、食べ終わってない)
- 5.どんな物かを説明する
これは意外と教科書に載ってないルールだと思います。何がどういった物かを説明するときに、「どんな物」がPartitiivi に変化します。
どんな物のPartitiivi
・外は寒い。
Ulkona on kylmää.
・春は暖かい。
Kevät on lämmintä.
上で紹介したもの以外のPartitiivi になるものも紹介します。
例)monta, paljon・Partitiiviにしないといけない動詞がある。
例)rakastaa(愛する), juhlia(祝う), ymmärtää(理解する), arvostaa(評価する), opiskella(勉強する) などなど
Mitä? 何?
Kuinka monta? どのくらいの量?
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