フィンランド教育は良い良いと言われていますよね。フィンランドがPISAで1位になった何年か前の当時は日本からの視察がたくさん来ていました。フィンランドの教育に関する書籍もたくさん出版されていますよね。ただ、現在は順位が下がってきておりフィンランドが1位だったのは当時PISAに参加していた国が少なかったからでは?という声があります。
今回は小難しいことは置いておいて、当時現役高校生として実際に日本とフィンランド両方の高校に通ったからこその違いを書いていきます。
フィンランドの日本の高校教育の違いを簡単に違いを説明すると。
日本→暗記力
フィンランド→理解力+それを言語化する
日本では、とにかく暗記暗記暗記!!! 歴史では無駄に年号ばかり覚えましたが、テストが終わると役にたっているのか、どうなのかいまいちでした。数学も日本の高校では公式を覚えたり暗算力が求められました。

びっくりしたのは、大学でフィンランド人と会話したときに
「日本の江戸時代ってだいぶ長く続いたけど、1600年から200年ぐらい続いたんだよね。
そのときヨーロッパでは産業革命とかがあったんだね。」
江戸時代が何年代、産業革命が何年代って覚えてたのはもちろん、横のつながりの世界を見た世界史を勉強してきたんだなと思うことがありました。日本で勉強していたときは、日本で起こった出来事は日本で完結していて、その時他の国ではどうだったっていうのを意識したことがまったくありませんでした。あと、普通に歴史上の年代はもう忘却の彼方に。
持ち込み物が日本とちょっと違っていました。
フィンランドの高校テストの持ち込み物
- 答案用の原稿用紙
- 筆記用具
- 公式集
- ハイテク計算機
回答用原稿用紙、これは日本では馴染みがないと思います。フィンランドでは、これをうっかり持ってくるのを忘れると、まぁ大変なことに。テストの日に消しゴム持ってくるの忘れると同じくらい焦ります。
テストが始まると配られる問題用紙。理数系のテストなんかも2門しか問題が書かれていなかったりする。
そして、回答用の原稿用紙に記述式の答えを書いていくんです。
長くなったので、次回はに続きます
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