クリスマス飾りはいつまで?
フィンランドではクリスマスの前に大掃除をしてしまいます。お家をまずすっきりさせて、そのあとクリスマスの飾りつけをします。
ベランダに飾るイルミネーションはもっと早く11月のはじめ、もしくは暗くなってきたらつけ始めます。秋になると日照時間がグンと減るので、住宅街にイルミネーションが少しでもあるとホッとしますね。
この暗い時期にクリスマスの飾りがあると、見るだけで気分を盛り上げてくれるので中々片付けたくはないのですが、一応この日にしまうという明確な日があります。
それが、1月6日のロッピアイネンという日です。
1月6日は祝日
実際、いつまで飾りつけをしているのかというと1月6日までです。1月6日はloppiainenというキリスト教に関係する祝日で、日本語では公現祭というそうです。Suomen envankeli lutelilaisuus 教会によると、この公現祭は実はクリスマスよりも古いお祝いで、東方の三賢者がイエスの生誕を祝いに来た日とされています。
今年2021年の1月6日は水曜日でした。昔は祝日といえば問答無用でアパレル系のお店からスーパーに至るまで、お店は全て閉まっていました。最近は祝日も開店するようになりましたが、閉めているお店もあるので、各お店のホームページで事前にチェックが必要です。また、祝日の営業時間はお店ごとにもかわるので、そこも要チェックです。大体お昼前後にお店が開店します。
クリスマスは教会に属していなくても、クリスマス料理を食べて、プレゼントを渡したりと慣習的なお祝いごとですが、ロッピアイネンはクリスマスのように慣習的に何かするというのは特にありません。教会に属している方たちにとっては大切はお祝いです
クリスマスツリーの行方は?
年が明けて大体1月6日までに、クリスマスツリーを片付けます。と、いうのも各自治体やマンションの管理組合がロッピアイネンのあとにツリーを無料回収してくれるからです。クリスマスツリーの
ツリーをそのままを管理組合指定の場所に置いておくと後日回収業者取りにきます。これを逃すと自分で回収場所に持って行かないといけないので、大体の家庭で1月6日に合わせてツリーを片付けます。
回収されたツリーはどこにいくのか!?
クリスマスツリーはクリスマスのために植樹されて役目を終えたら捨てられてしまう。そんなのもったいない!と思っている方も多いのではないでしょうか?
回収されたツリーはゴミとして処理されるのではなく、燃料などに加工されリサイクルされています。また、ストーブの薪に再利用したりする家庭もあります。
全部片づける派と少し残す派、あなたはどっち?
クリスマスイブの日から大体この1月6日までなんとなくクリスマス気分、クリスマス休暇を取る方が多いと思います。1月6日ですべての飾りをしまう人と、少し飾りを残す人とに分かれるみたいです。1月6日の祝日を利用して一切の飾りを片付ける人は、キャンドルやイルミネーションも取り払うみたいです。
残す派の人たちは、ツリーやリースを片付けるけどイルミネーションやキャンドル、テーブルクロスはそのままのようです。
クリスマスの飾りを全て片付けると本当に暗くて味気がないので、私は明るくなる春ぐらいまでそのまま飾る派ですね!
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