フィンランドには数学のコースが二個あるとお伝えしました。
Pitkämatikka(難しい方)とLyhytmatikka(簡単な方)です。
私はもちろん、Lyhytmatikkaを選びました。こっちは数学が苦手な人向けです。
なのですが、それが逆にあだとなりました。
というのも、苦手な人向けなので説明が多くより丁寧に解説を先生がしてくれます。もちろん授業はフィンランド語なのでわかるはずもなく、(かといって英語で説明されてもなのですが)。
何回か授業には出たのですが、あまりにも理解ができなさすぎて、あえてPitkämatikkaへに変更をすることに!
これには、少し仲良くなった友達も困惑していました。
でしょうね、もし逆の立場だったらきっと
あの留学生意味わかってるんかな?
ってなりますよね。フィンランド語が全くわからない、英語も下手くそな留学生がいきなり難しいほうに移動したので。誰もがこの選択は間違いと思っているなか、この選択は功を奏したのです。
2学期までは数学ができる留学生として認識されることになりました。
皆さん覚えているでしょうか、私は高校3年生での留学、しかし取った数学は1年生の数学!数学ができなさすぎる私の数学勉強法は本質を理解することは諦めて、数を解いて回答パターンを暗記する勉強法がここで活きた!
しかも日本の学校で散々やった因数分解はつまずくことなくできたのです!
周りは例の電卓を使って計算するなか!暗算でスラスラとくアジア人の姿は、スゲーとなったのです。
3年生が1年生の授業を受けているという現実を見なければ、人生初の数学フィーバーを経験することができました。
ただ、2学期の途中から証明問題が出てきてあえなく撃沈しました。
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